コミュ力を鍛えるには場数は絶対必用

コミュニケーション能力を鍛える方法はいくらでもあります。

なぜそう言えるかというと、「コミュニケーション能力を向上させるマニュアル」かのような書籍がたくさん発売されているからです。

そしてどの方法も間違ったことは書いていないでしょう。

心理学やコミュニケーションの達人の方々が書いてくれてるわけですから、確かに根拠もあるようなことが書かれています。

では、なぜその手の本をいくら読んでも、コミュ力が一向に上がってこない場合があるのはなぜでしょうか?

私は「場数」が圧倒的に足りないと思っています。

座学でコミュニケーション論を学んでも身につかない理由

コミュニケーションに苦手意識を持っている人は思っている以上に多いそうです。

どこのアンケートか忘れましたが、「初対面の人と会う時に緊張する」「人前で発表する」、そういった人と対するときの不安や緊張、苦手意識を持っている人は相当な数みたいです。

特にインターネットの発達により、さらにはSNSの登場により、目を見てコミュニケーションをはかることが圧倒的に減っていますから、人見知りをする人も増えているのではないでしょうか。

雑談をする機会も減ったことでしょう。

ということもあり、最近はコミュニケーションスクールも増えている気がします。

東京、大阪、名古屋といった都市はもちろん、それ以外の地域でも、コミュニケーションスキル向上のための学校や資格取得に動く人も多くなっている気がします。

では、そういったコミュ力向上のための知識を得れば、本当にコミュ力はアップするのでしょうか。

全く伸びないわけではないでしょうけど、私の経験では、コミュニケーションスキルを座学で学んでも、なかなか身につかないと感じています。

なぜそう思えうのかというと、心理学を学ぶ人を多く知っていますが、その人たちのほとんどはコミュニケーションが得意になっていってはいないからです。

例えば「傾聴」について学ぶ機会がありましたが、それを学んだ人たちが、話を聴くのが上手になっているかというと、そうとは感じられないからです。

ではなぜ、座学だけでコミュニケーション能力は向上しにくいのか?

それは圧倒的にアウトプット(実践であり場数)が少ないからです。

コミュニケーションは知識と場数の掛け算で決まる

コミュニケーション能力は、知識が必要です。

なぜなら、間違ったコミュニケーションをとってしまうより、知っておいたほうがいいことがあるからです。

例えば、話しの聴き方ですね。

ついつい、すぐにアドバイスをしてしまうとか、話しのコシを折ってしまうとか、できれば避けたい聴き方があります。

そういった知識はあったほうがいいです。

では、知識を学べばそれでコミュ力おばけになれるかというと、そうではありません。

やはりアウトプットしないことには身につきません。なぜなら、今までしてきた習慣を変えることはそう簡単なことではないからです。

知識を見につけ、場数を踏む。

それを繰り返すことでコミュニケーション能力は向上していきます。

これは間違いありません。

どちらかだけでは難しいでしょう。

知識のインプットは、書籍からの独学でもスクールでも通信教育でも、何からでも可能です。

問題はアウトプットです。実践する必要があります。つまり、場数です。

どうやって場数を踏むかです。

一番簡単なのは、普段のコミュニケーションでそのコミュニケーションスキルを使ってみることです。

相当意識しないと、気づいた時には学んだことを忘れて、今まで通りの態度をとってしまうかもしれません。

場数以外にもう一つ必用なのは誰か一人でもいいので、一緒に分かり合える仲間です。

コミュニケーションスクールで教えて欲しいこと

こんなコミュニケーションスクールがあったらいいと思うことがあります。

心理学教室でも構いません。

私が知っている心理学スクールでは、教えたら教えっぱなしです。

もちろん、具体例も挙げならが教えてはくれます。ただその時だけです。何度もその講座を受けることはできます。それも安い価格で。

ただ、その仕組みでは、体に染み付くまでは無理でしょうね。実際多くの人が無理っぽいです。

先ほどの「傾聴」を例に挙げてみましょう。

心理学講座で「傾聴」を学んだとしましょう。恐らく講座の中でのワークとして、1対1なりで、聴き方のロールプレイングなりで、実践練習をすることでしょう。

その時は、自分の聴き方の上手さに驚くかもしれません。

それがどうでしょう。

家に帰って家族と話す時に、会社で上司や部下に会ったときに、PTAや自治会で苦手な人に会った時に、その知識を使って「傾聴」できますか?ということです。

恐らく、講座の中のワークでは、相手は好意的に話してくれているでしょう。

それが現実はそうとも限りません。威圧的に話をしてくる人に、ワークと同じように傾聴できるか?ということです。

夫婦の会話で、不服そうに話されても、共感しながら聴けますか?ということです。

ゲームじゃないんですから、そんな簡単なわけではないでしょう。

ではどうすればいいのかですが、インプットして、アウトプットして、もう一つステップが必用です。

それが検証です。

コミュ力向上のために必要な検証の時間

コミュニケーションスキルのことを学び、実践で場数を踏む以外に、もう一つ、検証をする時間が必要です。

流れとしては、こうです。

  1. コミュ力の知識を得る
  2. コミュ力を実践の場で試す
  3. 検証する

これを繰り返します。

ではどのように検証するか。ここが大切です。

出来れば一人ではなく、同じようにコミュ力向上を目指す人と一緒のほうがいいです。

お互いのアウトプットを報告し合うこと、そしてお互いのがんばりを褒め称えること。

なぜ誰かの力があったほうがいいかというと、自分のモチベーションを維持するためであり、また、人のためになることをしたり、人に何かを伝えたり教えたりすることで、自分自身の習慣の強化にもなりえるからです。

この検証の時間を設けていないことが多いのではないでしょうか。

恐らく一番多いのは、インプットだけで、出来る気になるパターンですね。検証はもちろん、実践で場数を踏むこともない。

ぜひ、この繰り返しを活用して、コミュニケーション能力向上の役立ててもらえたらと思います。

コミュ力を場数を踏める鍛えれる場所

コミュ力を鍛えれる場所、場数を踏める場所の候補としていくつか挙げておきます。

もちろん、普段の生活の中で場数を踏むでもいいんですが、あえて普段と違う場所へ足を踏み入れてみるのもいいでしょうね。

アルバイトで場数を踏む

アルバイトでは、年齢も性別も何もかもが違う人たちが集まってきます。

年代も価値観も違えば当然意見も分かれることもあるでしょう。

そんな人達に囲まれていると、会話をしようにも、共通点探しも大変だったりします。

やはり接客業であれば、直接いろんな人とかかわるので、コミュ力は自然と鍛えられるでしょうね。居酒屋とか飲食系のバイトはコミュ力向上のための場数を踏むにはいい感じじゃないでしょうか。

さらに、アルバイト内でもコミュニケーションを測ろうとすると、それはもういい経験になるでしょうね。

交流会・イベントに参加して場数を踏む

気軽に参加できて、普段接することがないタイプの人と一緒の場にいることで、コミュ力は鍛えられますね。

異業種交流会や、サークル的なイベントもそうですし、読書会などもそうですね。

その場限りだと思えば気も楽でしょう。

まずは、参加する前に、その会で何を得たいのか、傾聴を試みるのか、伝え方を試すのか、先にテーマと目的を決めて参加したほうがいいでしょうね。

セミナー・スクール・講座を受けに行く

世の中にはいろんな学びの場があります。

そういったセミナーやスクールや講座を受けに行くと、いろんな人と話す機会があります。

ただ、絶対あるかというとそうでもない場合がありますので、ある程度は事前に確認が必要です。

コミュニケーションスクールに行ってみると、同じように、コミュ力を高めたい人とも知り合えますので、仲間も増えるかもしれませんね。

ボランティアで場数を踏む

ボランティアといっても、無理のない程度で、自治会活動に参加するとかもいいと思います。若い方だったらとても喜ばれると思います。

年齢も様々な人達が集まりますので、かなり良い経験になるでしょう。

話を聴いてほしい年配の人は多くいますから、傾聴を実践する場所としてはかなりいいと思いますよ。