話を聞く傾聴が「人見知り克服とコミュニケーション能力向上」に効果あり

話を聞く傾聴が「人見知り克服とコミュニケーション能力向上」に効果あり

傾聴という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

「話を聞くこと」というイメージはつくかもしれません。

僕の中では、この「傾聴」こそが、人見知り克服やコミュニケーション能力の鍵を握る一つだと思っています。これは過去に学んできたことと経験上からそう強く思います。

話を聴く(傾聴)と言っても、実は知識が必要です。

ただ相手が話をしているのを黙って聴けばいいというわけではありません。

まずは傾聴についての知識を得て、話を聴く時に意識してみて下さい。

傾聴だけで、すべてのコミュニケーショントラブルが改善されるわけではありませんが、このページの情報をマスターするだけでも、家族間、会社内などのコミュニケーションも変わってくることを実感できるかもしれません。

 

傾聴とは何?

傾聴とは相手の話に真摯に耳と心を傾けて聴くことです。カウンセリングに用いられるスキルですが、日常生活にも取り入れることで、円滑なコミュニケーションを目指せます。

傾聴の「聴く」という文字は、普段、話を「聞く」という文字とは異なります。文字の中に「心」が入っているのが分かりますね。

人が何かを「きく」時でも、使う漢字によってどのように「きく」かが異なります。

聞く・聴く・訊くの違い

あくまで「きく」にも様々な「ききかた」があるということです。

聞く(hear)普段の会話ではこの「聞く」でしょう。日常生活でのコミュニケーションにおける耳に入ってる「聞く」がこれです。

聴く(listen)耳だけでなく、心で共感しながら「聴く」のがこれです。

訊く(ask)質問する時に使うのがこの「訊く」ですね。

はっきりした定義もあるかもしれませんが、このブログの中では、このように分類しておきます。他の文献等で異なるものがあったとしても、どれを信じるかはお任せします。

カール・ロジャーズの積極的傾聴(アクティブリスニング(Active Listening))

心理カウンセラーであれば学ぶことも多い「カール・ロジャーズの積極的傾聴(アクティブリスニング(Active Listening))」について。

コミュニケーション能力向上や人見知り克服に、ここまでの傾聴を覚える必用があるのかというと、もちろん絶対的な知識ではないかもしれません。

それでも、覚えておくことで、人と接する時、初対面の人と接する時にでも、きっと役立つ時が来ると思います。

カール・ロジャーズの3つの原則を取り上げておきます。この原則を元に、僕が考える傾聴を後ほどまとめていきます。

共感的理解

相手に共感しながら話を聴くのが傾聴です。

では「共感」とは何でしょうか?

文字通り、「共に感じる」ことです。

「同じ感情で聴く」ということなんです。

混同しやすいのが「同感」や「同意」です。

共感は、相手の気持ちを理解し、その気持ちに寄り添うことです。

「同感」であれば、同じ感情(怒りや喜び)になること
「同意」であれば、同じ意見を持つこと

となります。

無条件の肯定的関心

無条件の肯定的関心は他の言い方をされることがあります。

「無条件の肯定的配慮」「積極的関心」「肯定的尊重」「積極的受容」などです。

否定しない。つまり肯定する。これがポイントです。

「無条件」ということは、どんな場合でもということです。

自己一致

自分の気持ちに嘘をつかず真摯な態度で聴くことです。

話を聴く(傾聴)とコミュニケーション能力向上と人見知りを克服できた

僕自身が、コミュニケーション能力が向上した、人見知りを克服できたと思うことができたのは、やはりこの傾聴(話を聴く)のスキルが身についてきたからだと思います。

もちろんこれだけではありませんが、今から挙げる10のポイントを意識することで、あらゆる場面でのコミュニケーションに違いが出てくるのが分かるのではないでしょうか。

僕はこの10個にポイントを絞りました。

もしこれ以外に、話しを聴く時のポイントがありましたら、ぜひ追加して心がけてみて下さい。

話を聴く(傾聴)ポイント1-否定(反論)しない

多いです。会話の中の「否定」や「反論」。

自分では意識していなくても、気づいたら、相手の意見に「反論や否定」している自分に気づきます。

例えばこういう会話です。

あなた「上司の言い方がどうも納得できないんだよね。」

相手「あなたの態度に問題があるからじゃないの?あなたが悪いんじゃないの?」

これは人格否定です。

あなた「就職とか転職の時の面接って緊張するよね?」

相手「うーん、別に緊張しないけどな。それ準備が足りないからじゃない?」

これは意見を否定し、さらにあなたの行動を否定しています。

これが「否定」や「反論」です。

否定も反論せずに話を聴くだけではない

こう書くと「相手の言いなりになって、自分の意見を言わずにただ聴けばいいの?」と言われることがありますが、それは違います。

「話しを聴く時」というところがポイントです。

ここで言う「話を聴く時」というのは、あくまで「聴き役」の時ということです。

何か決め事だったり話し合ってるときに「否定も反論」もしなければ、それこと良い意見がでなくて逆効果です。

まずは「一旦共感する」ということを心がけましょう。

否定には2種類あります。「意見の否定」と「人格否定」です。

この2つの否定や反論を頻繁に浴びていると、ストレスが溜まってしまうことでしょう。

まずは「意見の否定」です。

  • それは違う違う~
  • それは分かるけど~
  • 本気でそう思ってるの?~
  • それは間違いでしょう~

こういう言葉に続けて持論を展開する。そういう人も少なくありません。でも話をしているほうは気持ちのいいものではないですよね。

次は「人格否定」です。

  • それはもう完全にあなたが悪いね
  • それはがんばっても無理だろうね
  • 本当のこと言ってね、嘘っぽいけど
  • そんなことしても無駄な時間じゃないの
  • なぜそんなことするのか理解できない

行動や言葉というより、人格を否定しまう言葉です。

まずは一旦受けましょう、否定も反論もせずに。

話を聴くには肯定でも否定でもなくまず受け入れる

相手の意見や行動を否定したり反論する時、相手はどんな気持ちになるでしょうか?

いい気分がする人はまずいないでしょう。

話を聴いてもらえてると思う時、自分を受け入れてもらえてると思います。

否定や反論は、その逆です。

コミュニケーションの基本は「共通点探し」や「共感」と言った、「共」という文字がポイントになります。

まずは、日常会話の中で試してみて下さい。

一旦受け入れる。これだけでもコミュニケーション能力向上に役立つことでしょう。

話を聴く(傾聴)ポイント2-話しの腰を折らない

誰かとの会話を振り返ってみて下さい。

「話しの腰を折る人」いませんか?

こっちが話してるのに、いきなり割って入ってきて、自分の話に持っていく人。

「マイクを奪う人」ですね。

今まで一度も誰にも「話しの腰を折られたことがない!」っていう人がいたら驚きます。

本当によくあることですので。

もしかしたら、覚えていないだけで、自分も結構人の話しの腰を折ってることがあるかもしれませんよ。

話をの腰を折る人はいるけど自分はそうならないように心がけてみよう

先に書いておきますが、これからもきっと話の腰を折る人はいなくならないでしょう。

それはその人の心の状態や話題とも関わるでしょうから、普段はそんなことないけど、ある日の会話の時だけ、すごく話の腰を折ってくることもあるでしょう。

人に期待しすぎないほうがいいです。それがストレスにもなりますから。

今回は、自分自身の人見知り克服に向けての内容ですので、他の人の行動については気にかけないでおきましょうとだけ書いておきます。

話の腰を折られたときの気持ちを考える

話を聞いてもらっているということは、相手の人があたなの話を「大切なこと。価値あること。」と考えて聞いてくれているんです。

ということは、話しの腰を折るということは、「あなたの話より私の話しのほうが重要で価値がある」と言っているのようなものです。

1対1の会話じゃなくても、数人のグループでの会話でも、マイクの奪い合いはよくあります。

誰かが話し終わる前、話しの途中に、別の誰かが話し始める。

自分の話を聞いて欲しいという思いがあるのはいいのですが、相手の気持ちを察することが出来ないのは残念です。

話の聴き方として大切なことですので覚えておいたほうがいいでしょうね。

なぜ話しの腰を折りたがる?その時のその人の心理を考える

話の腰を折る行為に出る原因を3つ挙げておきます。

まず「自分のほうが立場が上」だと思ってる。

勤める会社の社長が自分と違う考えの指摘をしてきても、その話を遮って自分の話はしませんよね?

部下から意味不明な話をしてきたら、話を遮ることもあるかもしれません。

つまり、上下関係が、話の腰を折る行為に影響していそうです。

次は「認められたい欲求」です。

話を聞いてもらうことで、「自分は認められている」と感じることが出来ることもあります。

普段から、誰かにじっくりと話を聞いてもらう時間がない人のほうが、話の腰を折ってまで自分の話をしたいと思う傾向にあると感じます。

最後は「早く言わないと忘れてしまう」からです。

言いたいことがあったらすぐ言いたい。

これは話をの腰を折らなくても、突然「全然関係ないんですけどね~」と、話を急展開させることもあります。

忘れてしまわないうちに、こちらの話を絶対伝えておかないと、という思いもありそうです。

以上3つ挙げましたが、人によりますので、これらが原因ではない場合もあります。

いずれにしても、「話の腰を折る聴き方は相手を不快な気持ちにさせる」と覚えておきましょう。

話を聴く(傾聴)ポイント3-頷きながら聴く

話を聴く時は、「頷きながら」聞きましょう。

なぜなら、「頷く」ということは、肯定している、聞いてくれてる、と感じるからです。

では想像してみて下さい。

もし、あなたが一生懸命、自分の思いを相手に伝えているのに、相手が首を横に振りながら聞いてたら。

嬉しいですか?悲しいですか?残念ですか?

少なくとも、話してて気持ちいいものではないでしょうね。だって首を横に振るのは「否定」を感じるからです。

  • 「はい」は首を縦に頷く
  • 「いいえ」は首を横に振る

非言語コミュニケーションとして、そう理解しているからです。

ということは、話を聴いている時は、「頷きながら」聞くことで、相手に「ちゃんと聴いていますよ」というメッセージを送ることができるんです。

ただ、無駄にうなずく回数が多い、つまりうなずきすぎるのは逆効果です。白々しいですからね。

聞く姿勢も非言語で重要です。体を傾けて脚を組んで首を横に傾けて。そんな態度で聴かれても嬉しくはないでしょう。

聞く態度もそうですし、頷きながらというのも、結局は、相手にとって話してて心地良いかどうかで考えましょう。


話を聴く(傾聴)ポイント4-相槌を打つ


話を聴く(傾聴)ポイント5-すぐにアドバイスしない

話を聴く(傾聴)ポイント6-執拗に質問しない


話を聴く(傾聴)ポイント7-説教しない

話を聴く(傾聴)ポイント8-話し手の声と表情をよく見る

話を聴く(傾聴)ポイント9-会話の途中で要約してみる

話を聴く(傾聴)ポイント10-解決しようとしない

話を聴くことがなぜ人見知り克服に繋がるのか?

先に、話を聴く(傾聴)ことが、人見知り克服やコミュニケーション能力向上に効果があると書きました。

その理由をまだ書いていませんでした。

その理由は「人に必用とされるスキル」だからです。

その「必用とされるスキル」を自分は持っている、使いこなせている。そう思うと自信になりませんか?

心理学を学んでいる人でも、この10ポイント全てを理解し、普段の会話で意識している人は見たことがありません。

ということは、このポイントを抑えて話を聴くことが出来れば、どこにいても必用とされる機会が増える可能性が高くなります。

人見知りしてる場合ではなくなります。

だって相手が必要としている人なんですから。自信を持って、初対面でも自分から話しかけれる人になってもおかしくありません。

まずは、自信を持つことです。

ここのポイントを抑えてから、話しかけてみて下さい。相手がどんな話をしてくれても、こちらには傾聴スキルがありますから、相手が気持ちよく話せる環境は整ったと思っていいでしょう。

それでも会話は続かないかもしれませんし、そもそも相手は会話を求めてないかもしれません。

それでもいいんです。

まずは自信をつけるために、この話しの聴き方を覚えて、普段の会話で使ってみる。

そして検証する。それの繰り返しです。

話を聴く(傾聴)スキルは就職や転職時の面接でも役立つ

就職や転職の際の面接、緊張しますよね。

自己PRの場面ですから、いかに自分を良いように見せるか、言葉の使い方、表現、自分のアピール力が試されます。

もちろん話し方も大事ですが、試されるのは話す内容や話し方だけではありません。

話しの聴き方も試されます。(もちろん会社にもよりますが。)

もし、僕が面接官であれば、こちらが質問している時の話しの聴き方も重要なポイントとします。

話すスキルはとことん練習してきているかもしれませんが、話しの聴き方はどこまで練習してきているか。

それははっきり違いが分かるものです。もちろん面接官に話しの聴き方のスキルがなければ、そこまでは試されないかもしれませんが。